人口が2000人未満に減少した自治体が村に変更され、また43の新しい郡が設立されることを盛り込んだ法案が今週、議会総会で議論される予定だ。
法案がこの状態で成立すれば、1146の自治体首長が椅子を失うことになる。しかし村長になりたくない自治体首長は、この変更を妨げる方法を探っている。一部はアンカラに陳情に訪れ、まるで議会にテントを張っているようだ。
自治体首長たちは、大臣と国会議員に対し「オールコートでプレスディフェンス」を実施し、苦悩を説明しようとしている。人口調査で数人不足したために自治体から降格となる首長は、トルコ統計機構に通いつめ、間違って数えられたと主張、再調査を要請している。これらの中で最も不運な地域は、人口1999人のエラズー県パル郡のバルタシュ町である。それに続いて、人口が1998人のアドゥヤマン県ベスニ郡のキョセジェリ町である。さらにカイセリ県フェラヒイェ郡のトラマン町が4人、ウスパルタ県ヤルヴァチ郡のキョルキュレル町は、5人の不足により、自治体に代わり村役場という看板をたてなければならなくなる。
先週トルコ大国民議会の内務委員会での大議論の後、承認された法案により、863の、町(自治体)が村になる。さらに広域都市内にある283の下位自治体が、街区に格下げとなる。さらに法案によると、43の新しい郡が設立される。
議論を呼んでいる法案が今週、議会での承認が見込まれる一方、法整備から直接影響を受ける自治体もただ見ているわけではない。自治体首長たちは、議員と大臣に会い、法案の立法化を妨げようと努めている。議会での封鎖は、大臣たちを悩ませている。自治体首長たちが訪問した人々の筆頭には、ファルク・チェリキ労働大臣がいる。
チェリキ労相は、約2週間、勤務時間を今回の法整備について説明して過ごしている。同相は法律が政治的な利益につながっていないことを強調し、国の財源の効果的な使用の観点から、法整備が必要であると述べた。チェリキ労相は、「政治的に考えるならば、1100の自治体のほかにさらに100の自治体を加えますよ。しかしこれは行われなければならない改革なのです」という言葉で、自治体首長たちを説得しようとしている。
政府からの望みが断たれた自治体首長の一部は、住所に基づいて人口調査を実施したトルコ統計機構に向かった。首長は人口調査の数値が不足、あるいは間違っていることを証明しようと努め、人口の再調査を要求している。特にひとりや数人のために村に格下げとなる自治体は、調査後に多くの出産があり、これにより2000人を超えると述べている。
人口が2000人未満の自治体の中で最も不運な自治体は、人口1999人でエラズー県パル郡のバルタシュ町だ。さらに人口1998人のアドゥヤマン県ベスニ郡のキョセジェリ町も村に降格となる。カイセリ県フェラヒイェ郡のトラマン町の人口は1996人だ。ウスパルタ県ヤルヴァチ郡 のキョルキュレルの人口も1995人だ。これらに対して、いくつかの町(自治体)では正反対の喜びに沸いている。
ウシャク県スィヴァス郡のヤイララル町とアクサライ県中心区のハミディイェ町は、ボーダーラインの人口2000人だ。人口2001人のアイドゥン県ダラマ、ウスパルタ県ヤルヴァチ郡の人口2002人のオズバヤトも自らを幸運だったと考えている。
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( 翻訳者:新井慧 )
( 記事ID:13273 )