イラク・イスラーム国の司令官をキルクーク南西で拘束
2008年03月12日付 al-Sabah al-Jadid 紙

■ キルクーク南西でアル=カーイダ系組織の“正統司令官”なる人物を拘束

2008年03月12日付サバーフ・ジャディード紙(イラク)HP1面

【キルクーク:イラクの声通信社】

 火曜日に治安責任者筋が明かした情報によれば、キルクーク南西に位置するトゥズ・フルマト郡で、アル=カーイダ系組織の“正統な司令官”と称される人物を治安機関が拘束した。

 火曜日、独立系通信社「イラクの声」に匿名で情報を寄せた同筋は、トゥズ・フルマト郡で二日前、アル=カーイダ系組織「イラク・イスラーム国」の正統な司令官とされるアフマド・アル=マフディーを警察部隊が拘束したと語った。

 「イラク・イスラーム国」は2006年10月に7つの武装組織によって樹立宣言され、そのうち最大の組織が「イラクのアル=カーイダ」(訳注:より正確には、「メソポタミアのアル=カーイダ」)である。この集団を率いているのはアブー・ウマル・アル=バグダーディーなる人物で、イラク・イスラーム首長国の首長(アミール)の称号を冠されている。またこの集団の武装活動はイラクの中部および西部の各県に集中している。

 トゥズ・フルマト郡はバグダードの北250キロにあるキルクーク県の中心都市キルクークから、南西に80キロ離れた地点に位置する。

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( 翻訳者:山本薫 )
( 記事ID:13346 )