夫殺しの35歳女性、司法権長の最終見解待ち
2008年03月13日付 E'temad-e Melli 紙
【エッテマーデ・メッリー】74歳の夫を殺害した容疑で起訴された35歳の女性が、キサース刑(同害報復刑)の判決が最高裁で支持された後、司法権長の最終的な見解が下るのを待っている。
容疑者の《アクラム》は84年夏(西暦2005年夏)他の男性1名と共謀して夫を死に至らしめた。殺害を侵した後アフサリーイェ署に自首したこの女性は、捜査課で殺害を自白し、次のように話した。「被害者は私の2番目の夫です。最初の夫との結婚には失敗しました。夫が麻薬中毒だったので別れたのです。8歳だった娘は私と一緒に暮らしていました。
別れて1年後、私は家族によって74歳の男性と婚姻させられました。私自身はこの縁談に乗り気ではなかったのですが、家族に強く勧められ承諾しました。殺された男性はいい人でしたが、強制的にさせられた結婚だったので、愛情を持てないまま彼と暮らしていました。
事件の数日前、私はある男性と知り合いました。その男性の白タクに私が客として乗ったのがきっかけです。車から降りようとした時、彼が自分の電話番号を寄こしました。
事件当日、私が電話すると、その若い男性は私たちの家へやってきました。私とその運転手の男性は夫を殺害する計画を立てました。夫が家へ戻ると、まず私は夫の食事に睡眠薬を入れました。昼食が済むと、夫は寝入り、深い眠りにおちました。私はハンカチを取って夫の首に巻きつけ、窒息するまで首をしめました。
その後、荷物をまとめて娘と運転手の男性と共に家を出ました。男性は一度私たちの家に戻り、家に火を放ちました。その後私たちはイラン北部へ逃げました。事件の数日後、私はひどく後悔し、良心の呵責からテヘランに戻って警察に自首しました。」
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( 翻訳者:弘原海みどり )
( 記事ID:13378 )