国内での一時婚の数、25%上昇
2008年03月11日付 E'temad-e Melli 紙
ある行動科学・社会病理学の専門家によると、イラン国内で一時婚の低年齢化と通常婚の高齢化が起きているという。
マジード・アブハリー氏によると、男女の結婚平均年齢は10年前と比べて28%上昇している。その理由として、大学に通い、学歴を積むことに関心を抱く女性の数が増えており、そのことで社会に活躍の場を求める女性の期待値が上昇していることが挙げられるという。
一方、失業やインフレ、住宅価格の高騰や大都市での家賃の異常な値上がりが原因で、結婚したいと考える男性の数も減少している。
アブハリー氏はまた国内における一時婚の数が25%増加したことを明らかにし、「残念ながら、上述のような問題が未だ若者の結婚に対して大きな障害として立ちはだかっている。結婚の平均年齢は現在男性で25歳~35歳、女性で24歳~30歳であり、この平均年齢よりも低い年齢の若者は一時婚という形で結婚しているケースが多い」と指摘している。
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( 翻訳者:五味竜彦 )
( 記事ID:13380 )