足は西では長く、東では太い : 靴メーカーの調査
2008年03月24日付 Milliyet 紙

靴メーカーのポラリスが、トルコにおける「足の地図」を発表した。これによるとトルコ国民の半数は足の親指が長く、東西の住民では足の構造が異なるようだ。また調査の結果、トルコ人の48%は足が幅広いという。

全国で4千人を対象に「足のプロフィール調査」を行ったポラリス社は、地域ごとの住民の足の特徴に基づいて靴を生産する準備を進めている。同社のイスマイル・ギュベル会長は、「我が社は3年にわたりトルコで足の調査を行っています。調査の中で、東部と西部の住民では足の構造が異なることが明らかになりました」と話す。

■ 15歳の足は40インチ

ギュベル会長は、トルコ人はかかとが出っ張っており、偏平足、足の甲の骨といった問題を抱えていることを明らかにし、「この分野では初の試みですが、足の調査センターを設立しました。この調査のため、アメリカからFスキャンモバイルという器具を入手し、その装置で足を分析しています」と語った。

また同会長によると、若者の足のサイズは段々と大きくなっており、15~16歳の女子の足のサイズは38~40インチに達しているという。またトルコ人の足の作りは西部では細長く、東部では太く短いのだそうだ。

ギュベル氏は、トルコ人の足のプロフィールと構造を明らかにする調査の結果、ポラリス社では「5点製法」の靴底を生産していると語る。
「解剖学上の支持があるこの靴底を我々の靴にも使い始めました。足を5つの点からとらえるシステムで生産を行っています。これに続き、生産者たちに快適で、柔軟で反射的なポイントを紹介しました。これらの靴も、柔らかさおよび靴底の弾力性を持っています。」

当初はこの5点製法の靴は高齢者に的を絞っていたと話すギュベル氏は、「今はより若い層にも対象を広げました。さらに広げることも考えています。調査が終了したら、地域ごとに靴底を生産する予定です」と続けた。また、トルコ国民は快適な靴について徐々に知識を持ちつつあり、かつてはファッション性を見て靴を選んでいた人々も今では快適さを重視するそうだ。


■ 新しい世代の足は大きくなっている

‐トルコ人女性の足のつくりは一般的に短く、左右に広くて太い。西部では細長い傾向がある。
‐新しい世代では、特に15~25歳のグループを見ると、脚のサイズが大きくなっていることがわかる。
‐男性の足のサイズの平均は41.5、女性は38.5である。
‐調査の参加者の65%は、快適な靴が見つからないことに不満を持っている。
‐トルコ人の27%は四角く、51%は親指が長い。
‐調査の参加者で、靴を選ぶ際に安さを重視すると答えたのはわずか1%であった。
‐トルコ人の48%の足は幅広い。

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( 翻訳者:川原田喜子 )
( 記事ID:13427 )