駐バグダード・イラン大使「カルバラーに参詣する者はメフラーン及びシャラムチェ国境を利用しないように」
2008年03月23日付 Jam-e Jam 紙
駐バグダード・イラン大使は、イラクの聖地に向かう参詣者に対し、メフラーン及びシャラムチェ国境を利用しないよう勧告した。
報道中央局の報道によると、ハサン・カーゼミー=ゴンミー大使は、イラク側と2日間で一日あたり千五百人の巡礼者が入国することで合意したと説明した上で、次のように強調した。「イラクが抱えている制約を考慮すれば、この国の政府がこれ以上の人数の参詣者を受け入れるのは困難である」。
同大使は、今現在数千人の参詣者がメフラーン及びシャラムチェ国境でイラク入国を待っていることに言及し、付け加えた。「国境警備官と治安部隊が、数日前から聖地への旅を待っている人々をイラク領内に入れようと努力しているが、国境に集まってきた人の数が限度を超えているため、イラク政府は彼らの入国を禁止することとなった」。
カーゼミー=ゴンミー大使は、イラク入国用の個人ビザを取得した人々に向けて、ファルヴァルディーン月10日〔3月29日〕以降にイラク国境を利用するよう勧告した。
メフラーン及びシャラムチェのイラン国境警備隊の報告によると、現在数千人のイラン人参詣者がイラク入国を待っている状態だという。
現地の新聞はこちら
関連記事(イラン人参詣者ら、アルバイーンのためにイラク・カルバラーに殺到)
( 翻訳者:佐藤成実 )
( 記事ID:13446 )