ファルヴァルディーン月13日にパンフレットとゴミ袋を配布
2008年03月31日付 Jam-e Jam 紙
【ジャーメ・ジャム・オンライン】テヘラン州環境局長は、「環境への配慮を呼びかけるパンフレットとゴミ収集用の袋をファルヴァルディーン月13日〔4月1日〕に各公園や保護区の入口で配布する」と述べた。
〔訳注:ファルヴァルディーン月13日は「戸外の13」と呼ばれ、イラン暦正月休みの最後の日にあたる。この日は「悪いもの」を家から追い出すために川辺などに行くことが慣わしとなっており、近年では多くの人々が郊外へピクニックに出かける。この日はまた、公式には「自然の日」と呼ばれている。〕
報道中央局が伝えたところによると、モハンマド・バーゲル・サドゥーグ局長は次のように付け加えた。「市民はチャールース自動車道沿いにあるソルヘ・ヘサールやホジール、パースガーヘ・プールカーンなどの公園や保護区の入口で、環境保護員からゴミ収集袋をもらい、出園時に同じ場所で回収に出すことができる」。
彼は、ゴミのポイ捨てや森林地区でのたき火、たき火の放置、芝生の上に熱せられた鍋などを置くこと、枝を折ること、野草の花を摘むことなどを慎むよう人々に求めた。
テヘラン州環境局長は、自然は全ての人々の共有物であり、この価値ある遺産を保護し次の世代に残していかねばならないと述べた上で、「プラスチックのゴミは400年以上自然のサイクルの中に残留する。土壌の浸食を起こし、さらに植物の発育にも悪影響を与える」と述べた。
サドゥーグ局長は、「プラスチックのゴミは太陽光に当たると虫眼鏡のような働きをし、森林などの火災の原因となる」と付け加えた。
彼は、「プラスチック・ゴミを食べた野生動物の大量死というのも、ゴミのポイ捨てが引き起こすもう一つの問題である」と述べた。
現地の新聞はこちら
関連記事(ダマーヴァンド山でごみ散乱の危機)
( 翻訳者:佐藤成実 )
( 記事ID:13484 )