トルコ航空は、最初の航空会社連合であるスターアライアンスの20番目の加盟会社となった。保有機数102機でヨーロッパ、アメリカ、アジアそしてアフリカ大陸の140地点を結ぶトルコ航空は、この加盟により乗客に162カ国927の空港へ1日に17,500便以上のフライトを提供することになる。
フライトで提携マイルを貯めた乗客は、そのマイルを加盟航空会社で利用できる。スターアライアンスにより、1枚のチケットで、イスタンブルからロサンゼルス、あるいはニュージーランドへのフライトが可能になる。利用客はトルコ航空と同様に加盟航空会社である19社のラウンジも利用することができる。提携により、マイル制度のある航空会社の利用客数の増加も期待されている。
チュラーンパレスで4月1日に実現された調印式には、連合加盟会社の最高経営責任者(CEO)らやスターアライアンスの関係者らが出席した。トルコ航空をスターアライアンスに正式加盟させるとの合意文書に、トルコ航空代表取締役ジャンダン・カルテキン氏、同取締役テメル・コティル氏、そしてスターアライアンスCEOヤーン・アルブレヒト氏が調印した。スターアライアンス・のヤーン・アルブレヒト氏は、トルコ航空が正式加盟したことに大きな喜びを感じると述べた。トルコ航空の加盟で、新たに31の目的地を得ることになると述べたアルブレヒト氏は、スターアライアンスはトルコ航空により新たな都市への就航機会を得るであろうと述べた。アルブレヒト氏は、エジプト航空会社が7月に21番目の加盟を果たすことを明らかにし、また「22社目はインド航空に、23社目はブラジリア航空になるだろう。ロシアとも交渉を続けている」と話した。
トルコ航空代表取締役のジャンダン・カルテキン氏は、スターアライアンスへの加盟はトルコ航空が世界の航空業界において大きな役割を担い、世界的ブランドとなるための重要な一歩となったことを述べた。またカルテキン氏は「我々が狙う標的には一番上に細い板を置き、その標的へ向かって最適なスピードで前進し、徐々に発展、変化し、成長するトルコ航空として今回加盟をした」と話した。トルコ航空取締役のテメル・コチル氏は、この加盟が今年75年目を迎えた会社の歴史に置いて、重要な一歩であることを述べた。この前進が、アジアとヨーロッパを結ぶイスタンブルに大きな価値を与えることになる、と述べたコチル氏はイスタンブルがついに航空業界における架け橋となることをアピールした。
スターアライアンスへの正式加盟によりトルコ航空利用客は162カ国965の空港へ、1日に18,000箇所近くの空港へのフライトが可能になる。1933年に5機の飛行機から始まったトルコ航空は、今日102機を所有し、108の国際線と32の国内線の計140路線を就航させている。トルコ航空は2007年にスカイトラックス社より4つ星を与ええられた。国際的な評価組織の評価によると、「荷物の紛失が最も少ない航空会社はトルコ航空」であり、「定刻での出発」やその他の多様なサービスにおいても上位にランクしている。2007年に約2000万人が利用したトルコ航空は、ヨーロッパにおいてもっとも急速に成長した航空会社の一つである。
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( 翻訳者:林田紀子 )
( 記事ID:13496 )