【経済部】エネルギー相は、昨年イラン国内の多くの地域で降雨量が減少し、ダムの貯水量が減少したと述べた。
パルヴィーゼ・ファッターフ氏はこの降雨量の減少は不測の事態であったと説明した上で、「昨年バフマン月(西暦2008年1月21日-2月19日)の降雪は我々全てに、新しい年には水不足に悩むこともないだろうと期待させた。しかし、昨年エスファンド月(西暦2008年2月20日-3月20日)初頭からは雨が降らなくなり、ほぼ国内全域、特に西部と南西部、及びザクロス山脈の麓では降雨量が十分ではなかった。」と述べた。
ファッターフ氏はまた次のように続けた。「私たちは、かつて、山々の頂に残る雪に望みを託したが、今日、人工衛星からの映像による研究で、山頂の降雪量は、期待できるほどのものではなく、これらに水の供給を頼ることはできないことが明らかになっている。」
同エネルギー相は、第9政権(=現アフマディーネジャード政権)による、農作物への保険に割り当てられる政府予算2兆300億リヤール(約260億円)に言及し、水不足がどの程度深刻なものとなるかを調査したうえで、農作物の保護と水不足による被害を抑えるため、更なる拠出を検討中であると述べた。
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( 翻訳者:小野彩 )
( 記事ID:13516 )