サッカー賭博にからむインターネット詐欺事件が明るみに
2008年04月06日付 Jam-e Jam 紙
【事件部】首都テヘラン刑事警察の捜査官たちによる綿密な捜査により、インターネット詐欺の手口が明らかになった。
ジャーメ・ジャムの報道によると、ある市民が刑事警察に告訴したことで調査が始まったこの事件は、4人の容疑者がサッカー賭博を目的に二つのインターネットサイトを立ち上げ、被害者から約3億トマーン〔約3400万円〕をだまし取ったというもので、捜査官らの機敏な捜査により、この犯罪グループで唯一イランにいたメンバーが逮捕された。
首都テヘラン刑事警察長官アッバースアリー・モハンマディヤーン大佐は、事件の詳細について以下のように述べた。「捜査官らによる初期捜査で、賭博で身ぐるみをはがされた人物から得た情報を利用した結果、アシュカーンという名前の人物がナリーマーン、ニーマー、エリーカーの3人と共謀して二つのインターネットサイトを立ち上げ、被害者を欺して数億トマーンを詐取していたことが明らかになった」。
テヘラン刑事警察長官は次のように付け加えた。「捜査官らの専門的・科学的捜査により、これら二つのサイトがアメリカのロサンゼルスで登録されていたことが明らかになった。捜査を続けるうちに、これらのサイトの管理者のうち少なくとも一人はイランにいるとの見方が強まり、捜査官らは綿密な捜査・監視と科学的手法の活用によって、容疑者の一人であるアシュカーンの居場所を突き止め、突入作戦で彼を逮捕した」。
容疑者は、「サイト設計は私自身が行ったが、サイトの真の所有者は〔ナリーマーンとニーマーの〕ヤグマーイー兄弟とその片親違いの姉妹〔エリーカー〕であり、彼らは現在国外に暮らしている」と供述している。
現在、国外にいる容疑者たちを逮捕するための調査が続けられている。また、逮捕された容疑者はすでに司法当局へ引き渡されている。
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( 翻訳者:佐藤成実 )
( 記事ID:13530 )