大統領府をインターネットで公開
2008年04月08日付 Hurriyet 紙

大統領職の透明性に向けた施策により、大統領府をインターネットで散策することが可能となった。サイトでは、アタテュルクの部屋や備品を、好んで聴いていたレコードにのせて閲覧することができる。

大統領府で、大統領のオフィスを含むすべての建物、各部屋がインターネット利用者によって散策することが可能になる。大統領職の一般への公開と透明性に向けた施策の一環として用意された仮想ツアー事業が完成した際には、大統領府とともにイスタンブルのフベル・キョシュクと、マルマリスのオクルク湾にある大統領府の別荘もインターネット利用者によって細部までみることができる。

ムスタファ・イセン大統領事務局長に託された仮想散策ツアー事業の第一弾は、アタテュルクによって用いられ、現在は博物館になっている官邸から開始された。地球メディア社のwww.kureselfotograf.comというインターネットのサイトで閲覧できるツアーは、大統領府の衛星写真から始まる。キーボードもしくはマウスを使用して拡大縮小ができる
映像では、正門、博物館(*1932年までアタテュルクが執務室兼居所として使用)、ペンベキョシュク(*1932年以降死去までアタテュルクが執務室兼居所として使用)、大統領主席副官オフィスや大統領府のオフィスの入り口が選択肢にある。

地球メディア社のオーナーであるベラート・ベルベルオール氏は、事業の完成において、大統領府をインターネット上のサイトで公開することを明らかにし、「事業完成で200箇所から撮影した写真と大統領府に関するすべての建物が、30分程度の短時間で散策できる」と述べた。

■ 写真が合体

インターネットで現在閲覧可能な博物館では、アタテュルクの愛用品、寝室、浴室さらにはバスローブやタオルまで、またアタテュルクが聴いていたレコードをBGMとして360度見渡すことが可能である。約一ヶ月続いた準備期間で、博物館の19箇所で撮影された約600枚の写真は専用のプログラムで合体された。

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( 翻訳者:大田垣綾子 )
( 記事ID:13539 )