ディヤルバクル広域市長の裁判、始まる -クルド語招待状が問題に
2008年04月09日付 Yeni Safak 紙

昨年、ディヤルバクルで行われた第6回文化芸術フェスティバル用にクルド語の招待状を印刷したとして起訴されたディヤルバクル広域市のオスマン・バイデミル市長の裁判が始まった。

ディヤルバクル第5初級刑事裁判所で行われた初回の公判には、バイデミル被告と弁護士のムハッレム・エルベイ氏が参加した。ディヤルバクル共和国検察局によって作成された起訴状が読み上げられた後、口頭弁論を行ったバイデミル被告は、クルド語が他の諸言語と同様に国の豊かさであると述べた。バイデミル被告は、文化芸術フェスティバルのために印刷された招待状には、トルコ語に加えてクルド語も使われたと述べ、次のように続けた。
「21世紀にこのことが理由で刑事裁判が行われることは奇妙なことです。さらに我々が印刷した招待状をトルコ語だけで印刷していたとしても、同じ費用がかかる予定でした。このため、市役所の損失となったとは考えていません」

被告の弁護人であるエルベイ弁護士も、以前にも被告が起訴されたこの種の裁判で無罪放免となっていることを明らかにし、その決定を裁判所に提出した。
裁判所の委員は短い休憩の後、一部の裁判書類の不備を解消するために公判を延期した。

ディヤルバクル共和国検察局によって作成された起訴状でバイデミル被告は、トルコ刑法の第222条「トルコ文字の承認と適用に関する法律が定めた禁止規定と義務に反して行動した」罪と、第257条第1項「職権乱用」罪により、合計3年6ヶ月の禁固刑が求刑されている。

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( 翻訳者:栗林尚美 )
( 記事ID:13546 )