ドイツで活躍中の双子のトルコ人・サッカー選手の銀行口座から預金盗まれる
2008年04月13日付 Zaman 紙

ドイツにおける二つの有名なサッカーチームのユニフォームを着ているトルコ代表サッカー選手のハミトとハリルのアルトゥントプ兄弟が、銀行口座の預金を盗まれた。

バイエルン・ミュンヘンとシャルケ04というチームでサッカーをしている二人の選手が、トルコ代表として試合で得た報酬を預けたミレニウム銀行のエティレル支店の口座から、見知らぬ人物に何度も預金が引き落としされたことが明らかとなった。2005年に開設し、今まで得た報酬のすべてを預けた二人の兄弟の口座から、100万新トルコリラ(約7,695万円)を越える金が引き落とされたという。トルコ代表サッカー選手は、検察局に申請状を提出し、責任者を非難した。

ウスキュダル共和国検察局に申請状を提出し、騙されて金を失ったことが明らかとしたハミト・アルトゥントプは、今もドイツのバイエルン・ミュンヘンでプレーをしている。過日ウスキュダル共和国検察局へ不満の申請状を提出したアルトゥントプは、トルコ代表として試合から得た報酬を預けた銀行口座から盗まれたことを明らかにした。

アルトゥントプは、提出した申請状で2005年にトルコ代表として試合から得た報酬を預けるために、ミレニウム銀行のエティレル支店に口座を開設したとし、身に起こった出来事を、以下のように説明した。

「この口座に私の名義で、あの時から今まで、(試合で得た)報酬を預金してきました。必要がないので、この口座から全く金を引き出していません。2007年10月16日、私たちがナショナル・チームのキャンプに参加していた際、ベシクタシュのスイス・ホテルにやってきた銀行関係者のフィリズ・ウスという名の婦人が、この口座が開設され、私名義で報酬が預金されていると述べ、その口座と関係する契約書に署名させました。初めて、この口座と関係した手続きしたのです、この時に。この婦人に私の口座にどれほどの金があるのか、尋ねました。私にその日に幾ばくかの金額だと話しました。彼女が言った額よりよりはるかに多いはずだというと、調べて後日報告すると言いました。その後、私の口座から2006年5月9日から2007年7月24日にいたるまで、様々な額で預金がコールセンターを経由して、私の知らない人物により引き落とされたのを知りました。」

■双子は、警察の捜査を期待

ハミト・アルトゥントプは、自分名義の口座に何も手をつけておらず、暗証番号でさえ自身に伝えられていないと話し、口座から金を引き出した見知らぬ人物らが処罰されるよう要求した。

ドイツのシャルケ04チームでプレーする、サッカー代表選手のハリル・アルトゥントプもハミトと同じく、銀行口座から金が盗まれたため、不満を述べた。トルコ代表選手の口座から今まで様々な金額が、時には100万新トルコリラを越える金が引き落とされたことが明らかにされる一方、検察は有名なサッカー選手の申し立てのため捜査を始めた。

この件と関して問い合わせたミレニウム銀行の責任者は、我々の取材に応じなかった。事件が生じた銀行のエティレル支店では電話に出たオペレーターは、我々の電話番号を聞いて、ギュレルという名の支店長に取材の件を伝え、本人の都合がつく時に連絡をよこすと述べた。しかし、銀行からは何も連絡がなかった。

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( 翻訳者:岸田圭司 )
( 記事ID:13572 )