シャーヒン法相:裁判官・検事協会は司法から望むような決定を引き出している
2008年04月14日付 Milliyet 紙

メフメト・アリー・シャーヒン法相は、裁判官・検事の任官候補の件に関して訴訟をおこした裁判官・検事協会を、司法から望むような決定を引き出したことで非難し、「行政裁判所へ赴き、次の日には決定を手にしている」と話した。

カナル24テレビの生放送に出演したシャーヒン法相は、トルコ刑法第301条における修正に関する質問に、「条文では現在8度目の修正をおこなっています。これが最後になると良いのですが。修正案は今週トルコ大国民議会の委員会で議論されます」と話した。シャーヒン法相は、修正案における「この条文により訴訟を起こすには大統領の許可を要する」というような修正に対する批判があったとし、修正案の準備中にアブドゥッラー・ギュル大統領にこの問題が伝えられ、「大統領閣下に『このような修正が行われており、権限をあなたに与えます』と話すと、反対はしませんでした」と答えた。

公正発展党に関して起こされた解党訴訟に言及したシャーヒン法相は、次のように話した。

「政権政党がこのような提訴を受けるに値するとは考えていない。公正発展党政権下で、トルコ共和国の土台が強化された。スィヴァスから向こう(東側)へ行けない、国の特定の土地へ赴き、集会を催せない政党が、本来は体制、また共和国にとって脅威であると思っている。誰が(国土の)統一、一体性を成し遂げるのか。スィヴァスから向こうへ行けない、この党首たちが、成し遂げるのでしょうか?」

司法システムにおける問題にも言及したシャーヒン法相は、裁判官・検事の候補者試験に関して訴訟を起こした裁判官・検事協会を、司法から望むような決定を引き出していることで非難した。

同法相は、4115人の裁判官・検事の不足を解消するために試験を行ったとし、「私たちは試験を行い、行政裁判所はその(任官の)実施の停止を決定しました。現在も配点を行う試験方法が間違いであると主張しています。裁判官・検事協会という組織があり、そのトップには最高裁判所の検事のひとりがいる。彼らはすぐに行政裁判所に赴いて、次の日には決定を手にしている。なせなら、行政裁判所における裁判官・検事の大多数がこの組織のメンバーだからである。ある組織が起こした訴訟を、その組織のメンバーが審理しており、試験に関わりいかに裁判があったことか。試験を実施したが、結果の実施が停止されています。現在面談試験を通った114名が(任官先の)門前を巡っているのです」と話した。

Tweet
シェア


現地の新聞はこちら

 同じジャンルの記事を見る


( 翻訳者:小川玲奈 )
( 記事ID:13574 )