チェコ大統領がエジプトを訪問
2008年04月08日付 Al-Ahram 紙

■エジプト・チェコ会談、地域情勢の展開と二国間の投資活性化を協議
■アウワード報道官:「エジプトは東寄りでも西寄りでもない」「ムバーラク大統領の動向は国益を追求したものだ」

2008年04月08日付アハラーム紙(エジプト)HP1面

エジプトのホスニー・ムバーラク大統領は昨日、大統領府にチェコのヴァーツラフ・クラウス大統領を迎えた。クラウス大統領は昨日の昼カイロに到着し、二日間滞在する予定。両大統領は拡大会合を開催し、チェコからエジプトへの観光振興、多くの経済・投資・貿易分野でのエジプトとチェコ間の協力支援策その他、様々な国際的・地域的諸問題を検討した。

スライマーン・アウワード大統領府報道官は、「グローバル化は冷戦中に東側陣営と西側陣営の間に存在した諸概念を払拭した」と語り、ムバーラク大統領の海外訪問や、外国首脳を招待する活動は、東寄りでも西寄りでもなく、エジプトの国益を最優先させたものだと説明した。またアウワード報道官は、今回の首脳会談で和平努力、アナポリス会議のフォローアップ、パレスチナ、イスラエル双方とエジプトが行っている連絡協議、イラクやレバノン情勢の展開が取り上げられたと指摘した。チェコ大統領は大きな関心を持ってこうした展開についてのムバーラク大統領の見解を傾聴したという。チェコは100人の兵士を同盟軍としてイラクに派遣しているが、今年8月には20人に削減する。

さらに同報道官は、発電用モーターの提供と製造、昨年20万人に到達したチェコ人観光客の増加、貿易分野での相互協力推進といった、チェコからエジプトへのさらなる投資の呼び込みに関心が寄せられたと述べた。

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( 翻訳者:久田理恵 )
( 記事ID:13591 )