1600年の歴史あるヴァレンス水道橋でモトクロスショー
2008年04月20日付 Radikal 紙
イスタンブル・ファーティフ地区にある1600年の歴史をもつボズドアン(ヴァレンス)水道橋で、オートバイの騒音が響き渡った。レッドブルX-ファイターズのフリースタイルのモトクロスショーに参加した3選手は、荘厳な水道橋に据え付けられた特別なデッキの上で息を呑むショーを披露した。
路端や窓ガラスに群がって列をつくったイスタンブルっ子たちは、都市に水を運ぶため4世紀にヴァレンス皇帝によって建てられた水道橋の中から、ライダーたちが飛びながら通り過ぎるのを見つめた。観客たちは、南アフリカから来たニック・デウィットの際どいアクションを携帯電話で記録した。
エネルギー飲料のレッドブル社トルコ総支配人であるアクユト・フェラフ氏は、この催しによって、2010年欧州文化都市に選出されたイスタンブルの歴史的構成物を、世界のメディアに紹介することが目的であると語った。
ローマと初期ビザンツ時代に都市に水を供給した水道橋は、時が経つにつれて廃れたが、征服者スルタン・メフメト2世の時代(在位1444-45、51-81)に修復され、再度利用され始めた。ベヤズィット2世(在位1481-1512)と立法者スレイマン1世(在位1520-66)の時代、およびさまざまな建築家の足跡を帯びる水道橋の(長さ)800メートルの部分は、今日に存続することが可能であった。
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( 翻訳者:幸加木 文 )
( 記事ID:13628 )