オズ大佐、ディンク殺害事件調査委員会に出席、しかし証言はなし
2008年04月25日付 Radikal 紙

 トルコ大国民議会の人権調査委員会内に設置されたフラント・ディンク殺害事件調査下部委員会が情報収集のために二度召喚したトラブゾンの憲兵が今回議会を訪れた。しかしながら委員会に何の情報も提供しなかった。

 ディンク殺害委員会で委員長を務めるブルサ選出の公正発展党国会議員、メフメト・オジャクタン氏は、書面による発表で、フラント・ディンク氏殺害時にトラブゾン県憲兵指揮官であったオズ大佐と憲兵トラブゾン情報局元局長のメティン・ユルドゥズ大尉が昨日行われた公聴会に参加していたことを伝えた。オズ大佐とユルドゥズ元局長は4月2日に行われた公聴会に召喚されたにも関わらず、欠席し、議論の的となった。二度目の召喚に出席の返事をし、昨日の公聴会に参加した。

■敬意を示すために参加した

 ふたりは、ディンク氏殺害に関してトラブゾン第二簡易裁判所で下士官のオカン・シムシェキ氏とヴェイセル・シャーヒン氏がおこなった供述の内容が、自分たちには届かなかったと話しているという。また、裁判で証人として証言を求められるとのことを口頭で説明を受けたとし、現段階で委員会に情報を提供するのは適切ではないと主張した。オズ大佐は「我々は議会への敬意を示すためだけに参加した」と述べた。前回の公聴会に参加するためにチケットを用意したと話すオズ大佐は、関連する裁判所に証人となるのかどうかを質問したが、納得のいく答えが得られなかったために出席を諦めたと述べた。

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( 翻訳者:永井ひとみ )
( 記事ID:13666 )