チェリキ国民教育相、「子どもたちを試験中毒にしている」と批判
2008年04月27日付 Radikal 紙
ヒュセイン・チェリキ国民教育相は、小学校での学力試験を批判し、「子どもたちを試験づけにするこのシステムは正しいものではない。我々の子どもたちは、馬車の御者があやつる馬ではない」と述べた。
ヒュセイン・チェリキ国民教育相は、学力試験を批判し、「子どもたちを試験づけにするこのシステムは正しいものではない。我々の子どもたちは、馬車の御者があやつる馬ではない。」と述べた。
ヒュセイン・チェリキ大臣と同行した(教育)委員会は、ドュズジェ県のギョルヤカ郡にあるホテルで、県の教育問題を話し合った。約5時間半続いた会合の後、ホテルで記者会見を開いたチェリキ国民教育相は、小学校で実施されている学力試験を批判し、以下のように語った。「我々は、唯一ドュズジェ県の小学校において、毎月実施されている試験について正しいとはみていない。子どもたちを試験づけにするこのシステムは正しいものではない。私たちの子どもたちは馬車の御者があやつる馬ではない。我々は彼らに、もちろん上位の教育機関へ行けるだけの準備をしてあげることになる。しかし彼らに生きる力をもたせるための準備、さらには十分に遊ばせてあげること、彼らに愛と優しさで満ちた状態を保証することもまた、教育学的見地からの教育の目標である。「さあ今までより10点多く取りましょう」といって子どもたちにプレッシャーをかけることになる試験制度を作ることは正しいことではない。我々の指導研究センターは、試験とトラウマに関係する研究をおこなっている。我々は、この問題とどう向き合うか、かつてこの問題を我々自身が作り出したのだ、そこで今この問題を解決するためのガイダンスサービスを盛り込んでいるのだ。私たちの仲間の専門家もこうしたシステムに関わってくることになる。質の向上は間違いなく望めるでしょう。しかし、私たちは質を正しい方法で向上させます。間違った方法では正しい質、正しい結果を手に入れられないのですから」。
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( 翻訳者:岸田圭司 )
( 記事ID:13677 )