高校に飛び級制度導入へ
2008年05月07日付 Radikal 紙

高校に大学の飛び級制度が導入される。チェリキ国民教育相が承認すれば、優秀成績者は上級学年の授業受講可能に、3年で卒業可能に。

 国民教育省は、大学の飛び級制度の高校への導入を準備している。進級規定の作成終了が図られる中、学生の上級学年の授業受講が論点となった。高校1,2,3学年で、上級学年の授業を受講すれば、85以上の総合成績を有する学生は、通常4年間の高校を3年で終了可能になる。進級規定法案成立に取り組む関係者は、「上級学年の授業受講は高校3学年時で有効となるでしょう。このため、高校4学年の授業の一部を3学年で受講することで、(大学進学)予備校に通うために高校に通わないということは回避されるでしょう」と述べた。

■ 国民教育省は進級制度改正を上程

 国民教育省は、進級制度、成績向上制度の改正、中等教育進級制度の改正を上程した。先週、法案は中等教育局により作成され、教育指導委員会に送付された。進級が容易になるということがマスコミに漏洩し、批判を受けたために、法案の微調整が教育研究及び向上局に委譲された。法案で、成績不振の学生の成績がいかに悪くても「貸し」として上級学年へ進級する権利が与えられると共に、成績優秀者について一連の改正が行われることが明らかになった。

■ 優秀成績者は高校を短期間で卒業可能に

 国民教育省関係者によれば、進級規定法案が承認されれば、85-100の総合成績を有する学生が、上級学年の授業を受講し、8学期から成る高校生活を6、7学期で終了可能になる。学年末総合成績が85以上の全学生は、上級学年の授業受講資格を有することになる。

■ 同年で上級学年の授業が受講可能に

 導入が計画されている新改正案によれば、学生は、13コマ必修科目がある高校1学年の末に85点以上の学年末総合成績を獲得すれば、2学年で3学年の授業受講資格を獲得する。例えば、学生が、2学年で「言語と表現1」科目と、3学年の「言語と表現2」科目を受講可能になる。学年末総合成績が85点以下にならなかった場合、学生は毎年、上級学年の授業受講資格を得る。こうして、3学年で最終学年である4学年の授業を受講し、学生はさらに短期間で卒業の切符を手にする。

■ チェリキ国民教育相が承認すれば…

 国民教育省のキャリアは、「卒業期間についてまだ最終決定は行われていません」と述べた。また、「約3年から3年半で学生が卒業可能になります」とした。法案成立に取り組む関係者は、「上級学年の授業受講資格は、高校3年生にのみ与えられるかもしれません」と述べた。3学年で、4学年の特に2学期の授業を受講した学生は、こうして2学期に(大学進学)予備校に通うため高校に通わないということは回避されることになる。

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( 翻訳者:藤井庸平 )
( 記事ID:13753 )