PKKのナンバー2、ジェミル・バユクをイランが追跡中
2008年05月11日付 Hurriyet 紙

イランに逃亡したPKKのナンバー2、ジェミル・バユクに関し情報を与えた。イラン当局は「追跡している。結果が分かればアンカラに情報を送る」という説明を行なった。

参謀本部は、クルド労働者党PKKのナンバー2、ジェミル・バユクがイランに逃亡したという情報をイラン当局者に伝えた。イラン側も「情報を得た、追跡している」と述べ、バユクとその仲間に向けた作戦を認めた。

■ どうなったかは明らかではない

参謀本部は一昨晩行なった説明で、200人ほどのPKKのメンバーがカンディルに行なわれた航空作戦の後キャンプから逃げたこと、バユクが隣国(イラン)に逃げたことを公表した。説明では、バユクのそばにいたボディガードたちが、逃げた国の治安部隊と衝突し無力化されたことが強調され、「バユクがどうなったかは不明」と述べられた。

また、組織の武装部隊のリーダーの位置にあった「バホズ」というコードネームのフェフマン・ヒュセインがザプ地域を捨て、シナフト・ハフタニン地域に逃げたという情報が明らかにされた。参謀本部は、「ほかのいわゆるリーダーもガラ山地域に逃げた」という表現で、PKKのナンバーワンのムラト・カラユランもこの地域の外に出たことを公表した。

■ 「情報を得た」

在テヘラン・トルコ大使館とともに在アンカラ・イラン大使館の職員も、PKKとそのイランにおける分派クルド自由生活党PJAKに関する情報の共有が継続していると述べた。イラン当局者は、バユクがイラク北部からイランに侵入したことに関する情報がトルコ治安部隊によって自分たちに伝えられたこと、また組織に向けた作戦が絶えず続いていることを述べた。

(後略)

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( 翻訳者:永山明子 )
( 記事ID:13786 )