イスラエルのシリア空爆で北朝鮮人10人が死亡していたと日本のテレビ局が報じる
2008年04月29日付 al-Quds al-Arabi 紙

■日本のテレビ報道:「イスラエルのシリア空爆で10人の北朝鮮人が殺された」

2008年04月29日付クドゥス・アラビー紙(イギリス)HP1面

【東京:AFP】

昨年9月にイスラエルが核施設とされるシリアのプラントに仕掛けた空爆で10人の北朝鮮人が殺害されていたと日本の公共テレビ局が昨日月曜に報じた。

同局は匿名の韓国情報機関筋の発言として、北朝鮮がシリアとの秘密協定に基づいて核施設の建設に協力していたと伝えた。彼らは北朝鮮を統治する労働党の軍事生産局の要員で、過去に北朝鮮の核施設建設に従事していた者たちだという。軍事生産局は北朝鮮の指導者、金成日の直接の指揮下で、外貨と引き換えに海外に武器と軍事技術を販売する任務を受け持っている。イスラエルが昨年9月の空爆で核施設だと思われるプラントを破壊した際に出た犠牲者の遺体はシリアで火葬され、遺骨が北朝鮮へ送り返された。また生き残った北朝鮮人たちもいたが、彼らのその後に関する情報はないという。

アメリカ政府は木曜、北朝鮮が内密にシリアの軍事目的でのプルトニウム生成を可能にする核施設建設を援助していたと非難し、空爆時には施設の完成間近だったと指摘した。
アメリカは数ヶ月前から韓国、北朝鮮、中国、日本、ロシアと六カ国協議を行い、エネルギー分野での援助と引き換えに北朝鮮に核計画をやめさせようと試みている。一部の米メディアはこのアメリカの北朝鮮非難について、北朝鮮に対するアメリカの姿勢が融和的過ぎるとして六カ国協議を失敗させようとするネオコンの策略だと報道している。

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( 翻訳者:久田理恵 )
( 記事ID:13792 )