英国エリザベス女王、ギュル大統領に送った勲章に込められた気遣い
2008年05月15日付 Yeni Safak 紙

ギュル大統領がエリザベス女王を歓迎し大統領公邸で催した晩さん会では、詳細を伏せていたサプライズがふたつあった。
ギュル大統領が女王からの贈り物として襟につけた、「バス勲章のナイト・グランド・クロス」が、「クロス(十字架)がついていないもの」であったこと、そして晩さん会会場にある「軍服姿」のアタテュルクの肖像画の代わりに、「タキシード姿の」 肖像画が飾られたことだ。

ギュル大統領は、女王を歓迎するために主催した晩餐会で、女王が贈った「バス勲章のナイト・グランド・クロス」をつけた。一方、女王もドレスにギュル大統領が贈った国家勲章をつけた。

女王が大統領に贈った勲章に「特別な気遣い」をしていたことが明らかになった。女王は大統領に贈った勲章を選ぶ際に、「十字形」でないものを選んだ。ギュル大統領がつけた勲章は、3つの王冠と太陽のシンボルで構成されている。イギリスの最も重要な勲章のうちのひとつである 「大きな十字形の勲章」は、多くの外国人政治家に贈られている。その中にはアメリカのレーガン元大統領、ブッシュ元大統領(ジョージ・H・W・ブッシュ)、サルコジ仏大統領も名を連ねている。

2つめのサプライズは、これまでの晩さん会で壁に掛けられていた制服姿のアタテュルクの肖像画の代わりに、より派手な額縁に入れられたアタテュルクのタキシード姿の肖像画が飾られたことだった。

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( 翻訳者:百合野 愛 )
( 記事ID:13829 )