民主市民党、クーデター防止を盛り込んだ改正法案を提出
2008年05月16日付 Milliyet 紙

民主市民党シュルナク選出のハスィプ・カプラン議員が、クーデターを阻止する目的でトルコ国軍内部規正法の改正に関する法案をトルコ大国民議会(TBMM)議長府に提出した。

カプラン議員は昨日(15日)トルコ大国民議会で行った記者会見で、5月15日が複数政党制へ移行した日であることに触れ、トルコでそれ以降(1960年)5月27日、(1971年) 3月12日、(1980年)9月12日にクーデターが発生し、その後もネットワーク上でのクーデターが起こったと述べた。

カプラン議員はさらに、トルコ大国民議会が、砲声がアンカラで響いたり、一部の人々がパニックに陥ったり、数々の陰謀が企てられたり、恐ろしい戦闘が起こったりするようなときでも、解散させられることはなかったと強調し、次のように述べた。

「なぜなら、国民主権の象徴であった国民議会は解決策を探る場だったからです。1920年4月23日から1960年まで神聖な場所として考えられていた国民議会は、一度軍事政権の委員会により解散させられたことがありますが、この時、その根拠として提示されたのが1935年10月6日付で作成された第2771号の軍内部規正法の第34項でした。しかし、この内部規制法は兵士の規律を保つために作成されたものであり、この法によりクーデターが合法化されるというのは問題外です。この法律に関わるこの条文はその後、1971年3月12日および1980年9月12日のクーデターの根拠ともなっています。まるで、法制度の中に埋め込まれ、いつ爆発するかわからない地雷のような状態になってしまったのです。」

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( 翻訳者:倉本さをり )
( 記事ID:13832 )