エスファハーン州司法長官「今回の事件のきっかけを作った容疑者は極刑に処すべき」
2008年05月12日付 E'temad-e Melli 紙

17歳の少女殺害に関する報道への反響が広まる中、エスファハーン州の司法長官はこの事件のきっかけを作った人物に厳正に対処するよう命じた。

 ゴラームレザー・アンサーリー長官はこのことについて、ニュースサイト「エブラト」に次のように述べた。「今回の事件に関して伝えられていることの全体像については、すでにチェックした。実に痛ましい事件だ。このような事件は、一般の市民感情を傷つけるものであることから、エスファハーン州の一般・革命検察に対して、不法な行為を働いた婿の件に対しても、真剣かつ迅速に捜査を行うよう要請する予定である。またそれと同時に、この人物〔=婿〕に関わったその他の人物についても、刑事検察庁において必要な追跡調査を行うよう要請することも予定している。もしこの人物が犯した罪が立証されれば、厳正かつ迅速に対処することになるだろう」。

 エスファハーン州司法長官は続けて、「このような事件の発生は、各家庭や市民に対して、他人と関係を取り結ぶ際には十分注意するよう、また子供たちへの監督に努めるよう促す、大いなる警告となったはずだ」と述べた上で、「司法機関における我々の同僚もまた注意を怠ることなく、このような事件に対する予防策について必要な検討を行う必要があるだろう。また、類似の事件に対処する際には、諍いを起こしている双方や未成年の犯罪被害者らを取り巻く状況に目を配り、感情をコントロールする方法を提供することで、家庭に平穏を取り戻す努力をしていかなければならない」と続けた。

 同長官は、法的な空白がこのような事件発生に影響したとの見方を示した上で、さらに次のように語った。「たとえこのような事件に対処する際に有効な手だてが限られているとしても、今回の事件について詳細を聴取した上で、…〔父親による娘の〕殺人事件の捜査と並行して、一家の婿による犯罪的行為についても調査するよう、エスファハーン一般・革命検察に対して文書で要請する予定だ。そしてもし言われているように、今回の事件発生において婿の責任が立証され、〔婿による少女の〕誘拐やその他の事実が確認されたならば、その他の不法な行為を働く輩どもに対する戒めの意味を込めて、彼を法的枠組みに基づいて厳しく処罰し、重大犯罪のきっかけを作った犯罪者として極刑に処すよう求めるつもりだ」。

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( 翻訳者:弘原海みどり )
( 記事ID:13854 )