スターバックス、トルコで店舗拡大中
2008年05月19日付 Milliyet 紙

スターバックスコーヒー・トルコの代表取締役であるジャン・イキンジ氏は、トルコでスターバックスを経営するシャヤグループにとって、トルコが良い投資市場であることを述べるとともに、「スターバックスはトルコで成長を続けます。現在、店舗数は100を超えました。新しい店舗の場所や数については寄せられる要望を基に考えています」と語った。

毎週本社に何百もの意見や要望書が来ることを明らかにした同氏はまた次のように述べた。「インターネットで意見を伝える方もいますし、電話をかけてくる方もいます。アナトリア地方からは特に多くの要望を承っています。更には、ガズィアンテプから我々のオフィスにバクラヴァを送り、なぜ未だにガズィアンテプにはスターバックスが無いのかと仰る方もいました。また、我々にここの店は空くからここにスターバックスを開店することができますよ、といったように場所を紹介してくださるお客様もいます。」

また、市場への新たなコーヒーチェーン店の進出と、それらの店舗数の増加をプラスの市場競争と考えていることを説明した同氏は、以下のようなことも述べた。

「元々、コーヒー習慣というものを我々コーヒーチェーン店は一丸となって変えているのです。多くのコーヒーブランドがコーヒーについて語れば語る程、我々の仕事は容易に、活動も活発になるのです。新しいブランドの進出とその店舗数の拡大を信じています。なぜなら他の先進国に比べて、トルコでは人口比に対するコーヒー店舗数の割合が少ないからです。」

● 一千人の雇用

スターバックスがトルコで5周年を迎えたことを明らかにしたイキンジ氏は、「この5年間で安定した成長を遂げました。現在千人の雇用者を抱えています。イスタンブルのほか、アンカラやイズミル、ブルサ、バルケスィル、アイドゥン、コジャエリそしてアンタリヤにも開店しました」と述べた。

また同氏は長期的な視点でトルコの全ての県に店舗を設けることを述べるとともに、「現在どこにどれだけの可能性があるかについて明確なことを述べることはできません。小売業での売り上げもとても好調です」と話した。

● 5万5千通りの組み合わせ

トルコには伝統的なコーヒー文化があることに言及したイキンジ氏は、「我々トルコ人は西洋世界にコーヒーをもたらしました。しかしここ1世紀はというと、紅茶の消費量増加が見られます。スターバックスがトルコに進出したここ5年間を見てみましょう。なんとコーヒーの消費において顕著な増加があるのです」と述べた。

そして同氏は、スターバックスはコーヒーだけで5万5千通りもの組み合わせを作ることができると述べた上で、「スターバックスに来るお客様の中にはトルココーヒーを望む方もいます。スターバックスはコーヒー豆から作る特別なトルココーヒーも用意しています」と話した。

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( 翻訳者:指宿美穂 )
( 記事ID:13861 )