トルコ外務省、ルモンド紙に掲載されたクルド関連広告に厳しい言葉で反発
2008年05月23日付 Yeni Safak 紙
パリに本部を置くクルド研究所及び民主市民党(DTP)の国会議員が、クルド問題解決のためにルモンド紙とヘラルド・トリビューン紙に掲載した広告に対し、トルコ外務省は強く反発した。
トルコ外務省が行った発表では、トルコにおいて正当で合法的な基盤にたって民主的活動をするのではなく、テロリストの発言や戦術に賛同する、とるに足らないグループによって国際紙に掲載された広告に、トルコに関連する一方的で非現実的な表現があったことが明らかにされた。トルコのさらなる自由拡大のために繰り広げられている改革に対する最も深刻な障害はテロ組織であると言及された発表では、以下のように述べられた。
■テロリストの署名も
「この広告に署名した人たちの中には、インターポールの国際逮捕手配書(赤手配書)で指名手配されているテロ組織構成員がおり、また誠実な独立系の市民社会団体の代表がひとりも含まれていない。このことから、広告主が誰であり、目的が何であるかは明らかである。このグループはトルコで失った支持基盤を海外で見つけようとしているが、結果を得ることはないだろう」
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( 翻訳者:田辺朋子 )
( 記事ID:13901 )