良い結果を得たが、ロシアの優勝には驚かされた:第53回ユーロヴィジョン歌謡コンテスト
2008年05月26日付 Yeni Safak 紙

第53回ユーロヴィジョン歌謡コンテストでトルコを代表した「モル・ヴェ・オテスィ(紫とその向こう)」というグループのギタリスト、ケレム・オズイェーンさんはコンテストで7位になったことに関し、「自分たちにとって、とてもいい結果」と述べた。

オズイェーンさんは、「コンテストで隣国がお互いの様子を意識して観察していたことの影響があったと思います。しかしいずれにしても私たちはたくさんの人に出会いました。そして母国語で良い音楽を演奏しようするグループがこのカラフルな催しの中で優秀であることを示すことができました」と話した。
最も関心を引いたこととしてオズイェーンさんは、トルコに8ポイントをいれたイギリスを挙げた。またロシアのアーティスト、ディマ・ビラン氏が優勝したことに関し、「当然の結果」とは思えないと話し、次のように付け加えた。「ロシアはユーロヴィジョンで一番好まれないタイプとして見られていたのです。しかしロシアが世界スケート最優秀選手のエフゲニー・プルシェンコをディマの記者会見に連れて来たこと、そしてまた資金的にも大々的なキャンペーンとプロモーション活動を行なったことが、確実にロシアを有利にしました。しかし私の意見では、優勝すべきだった国は、ウクライナかギリシャだったと思いますよ」

■ 母国語で歌った
オズイェーンさんは期待していなかった国からトルコにポイントが入ったと言い、こう続けた。「ただね、グルジアやギリシャなど、私たちがプロモーション・ツアーを行なった国々からポイントが入らなかったことには、少し驚きました」
ユーロヴィジョン歌謡コンテストにトルコから参加した代表団長キュルシャト・オズキョク氏も、上位7位までの国に入ったトルコが、開催国のセルビアがとともに母国語で歌を歌った唯一の国だったことを指摘した。オズキョク氏は、「この意味で、私たちは成功したと考えています」と話した。
「クレージー」という名の歌を歌ったグループのボーカリスト兼ギタリストのハールン・テキンさんとドラムニストのブラック・ギュヴェンさんは、「トルコにいい気分で帰国した」と語った。

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( 翻訳者:小川玲奈 )
( 記事ID:13919 )