ドルマバフチェ宮殿の美術品の一部、大統領府へ これまでにもあったことなのになぜ批判?
2008年05月27日付 Radikal 紙
大統領府は、ドルマバフチェ宮殿からの移動を求めた歴史的美術品に関して文書声明をだした。声明では、移動がこれまでも行われてきた広く知られた利用であるにもかかわらず、あたかも初めて行われるかのように示されていることは、無責任な理解の仕方であると述べられた。
大統領府は、ドルマバフチェ宮殿所蔵の35点の歴史的美術品の大統領府へ移動が求められたことに関するニュースを明確に説明した。大統領府報道センターにより行われた説明では、豊かな文化遺産を所有する多くの国々で行われているように、トルコででも文化遺産である美術品が決められた場所に一時的の期間に展示されてきたことが指摘された。
説明では次のように述べられた。
「ちょうどこれまでの歴代大統領の時代にも、文化省と国家宮殿局に登録されている絵画、絨毯、同種の複数の美術品が、一時的に大統領府で展示されました。大統領府事務総局で利用されるために様々な時期に国家の宮殿から選ばれた7947点の美術品が、2003年2月1日に国家宮殿局に委譲されました。現在、過去に国家宮殿局から持ってこられ、大統領府の登録動産登録目録に登録された多数の美術品があります。
この慣習の枠組みで、選別するために、展示中ではなく、倉庫に保管されている35点の写真が国家宮殿局から求められた。大統領府での展示だけを目的としたこれらの美術品のこういった取り組みに関して、2日間にわたり報道機関に掲載されている非客観的で、偏った、根拠のない、そして個人の権利を侵害する報道は遺憾です。
この問題が不適切な表現で、異なる方向で印象づけられていること、そしてこれまで広く行われてきた利用であるにも関らず、大統領府であたかも初めて行われるかのように示され、個人問題化されることは、意図的で無責任な理解の仕方であることを示しています」
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( 翻訳者:藤井庸平 )
( 記事ID:13935 )