ギュル大統領夫人、着物を着て、寺社見学の予定
2008年05月29日付 Hurriyet 紙

6月の初めに日本へ公式訪問するギュル大統領にハイリュンニサ・ギュル夫人も同行する。ギュル夫人は同国のもっとも重要な寺院を訪れ、日本国民に対し『パフォーマンス』をすることが期待されている。『ファーストレディ』であるギュル夫人は、寺院を訪問する際に日本の伝統的な衣服である『着物』を着ることが明らかになっている。ギュル大統領夫妻は、天皇・皇后両陛下と晩餐を共にする。

アブドゥッラー・ギュル共和国大統領は、6月3日から8日の日程で日本へ公式訪問する。これに同行するハイリュンニサ・ギュル夫人は、日本国民の好感を得るために宗教行事へ参加する。ハイリュンニサ・ギュル夫人は、首都東京において、夫のギュル大統領とは別れて、日本の有名な寺院の『浅草(寺)』を訪問することが伝えられている。ギュル夫人は、寺院に訪問する際に日本の伝統的な衣服である着物を着ることが期待されている。ギュル大統領夫妻は、日本の天皇・皇后両陛下が表敬のために主催する晩餐会に参加する。それまで一年に2組の賓客しかもてなさない天皇陛下が、このしきたりをギュル大統領のために破る。

■パフォーマンスにはパフォーマンスを
ギュル大統領は2008年に天皇陛下と会う3人目の国賓となるだろう。アンカラ政府はこの日本の行動を、トルコに対する『パフォーマンス』だと位置づけている。ギュル大統領も、2010年を『トルコにおける日本年』として祝うために、天皇陛下をトルコへ招待する。エルトゥールル号の遭難慰霊碑を訪問するギュル大統領は、クルシェヒルにあるカマン・カレホコック遺跡の発掘に携わっている大村幸弘教授へ、有功勲章を授与する予定である。

■ビジネスについて
ギュル大統領はキュルシャド・トゥズメン貿易担当国務大臣とメフメト・シムシェク財務担当国務大臣とともに100人以上の実業家と日本を訪れ、大阪で日本の企業関係者と会談する。ギュル大統領は、年間の予算が2000億ドルを越える日本から、トルコの科学技術と自動車業界への投資が加速化することを望んでいる。

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( 翻訳者:高岡望結 )
( 記事ID:13944 )