イランからのツーリストを期待して開業、実際はロシアや英国のムスリムに大人気
2008年05月30日付 Yeni Safak 紙

 アンタリヤ・クムルジャ半島のマーヴィ・ケントでロシア休暇村として営業開始したが、2007年からオルタナティヴ・ツーリズム(エコ・ツーリズムなどに代表される「持続可能な観光」スタイル)の分野でサービスを始めたシャー・イン・パラダイス・ホテルはイランからの旅行者を期待していたが、ロシアや欧州のムスリム旅行者で賑わっている。同ホテルはベッド数1500を保有し、オルタナティヴ・ツーリズムの分野で最大規模となった。

■ イラン市場には参入出来なかった

 シャー・イン・パラダイス・ホテルを出版物に紹介したルハト・ウルゲン支配人はイランで懸命に広告を出したにも関わらず、期待していた程の関心を集めることが出来なかったと話す。同支配人は、「ロシア、ドイツ、英国に重点を置くホテルはこれらの国々から旅行者を獲得するよう努力している。我々も独自のコンセプトに合った国々からお客様をお呼び出来るはずだと考え、これらの国々へターゲットをしぼりました。我々はイラン市場参入を望んだが、全く成功しなかった。なぜならイラン人の旅行者は一般的に「オルタナティヴ・ツーリズム」というコンセプトではなく、ロシアやドイツの旅行者と一緒になって休暇を楽しむことを好む」と語った。

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( 翻訳者:永井ひとみ )
( 記事ID:13952 )