エルドアン首相、盗聴疑惑で共和民主党批判「バルカル党首は狼少年」
2008年06月01日付 Hurriyet 紙

レジェプ・タイイプ・エルドアン首相は、盗聴スキャンダルで彼の政党を狙った共和人民党(CHP)のデニズ・バイカル党首のことを「狼少年」だと述べ、スキャンダルへの端緒となったCHPのオンデル・サヴ事務局長とアリ・セリンダー中央知事の間の会話でバイカル党首も「話題とされている」とほのめかした。エルドアン首相は、公正発展党(AKP)第12回諮問・評価会議の開会スピーチで次のように述べた。

「法律の名のもと語る者、使用期限の切れた者たちは『国民の意思は法律にない』というように残念ながらぶつぶつ言っている。みなさん、国民の意思がない場所で民主主義を語ることができるだろうか?国民の意思とは人々が提起した権限である。これを拒否することはできない。

その発言であなたもとの指摘は県連代表が県知事になる望みがあった1940年代に戻ることを望んでいるのだ。バイカル党首、あの時代は終わり、もはやそこに戻ることはない。AKPを閉鎖的と非難するあなたたちは、無理矢理こじつけただけだ。なぜか、もし(AKPがそんな政党なら)、その事務局長の部屋でAKP、首相、大臣たちについて不平を述べる、おそらくはあなたも議論されている状況は今日まで持ち越されていない。しかし私たちは5年間、送った金さえ事業資金に用いない知事を、残念なことに留任させなければならなかった。なぜか、『国家の知事であって、その信条はわれわれには関係のないことだからだ』と。これらは私たちの正しさである。

バイカル党首を私たちが追尾しているとの嘘のろうそく(の炎)は夕刻まで灯ろうが、日没後の礼拝に赴く前に真実の風がろうそくをかき消した。彼は、今や狼少年の状態に陥り、なんら説得力はない。今国家をのぞきとして非難している。その巧妙さはあなた、お手の物でしょう。この国の特徴にこのようなものはない。バイカル党首、好きな場所に逃げ、好きな穴にはいりなさい。私たちはあなたを追うだろう。

ディヤルバクルがどこにあるか知っているのか、(バイカル氏は)私にとてもプレッシャーを与えた。プレッシャーを与え、継続的に警告したために私はディヤルバクルに行った。バイカル党首、あなたはディヤルバクルがどこか知っているのか?私は何十回も行った。私たちは行くときにも手ぶらでは行かず、事業開始を携えて行った。私たちは南東部に5年で80億ドルの投資をおこなった。79年間でどのくらいの投資を行ったのか?

だれも心配しないよう。彼らは自ら(作り上げた)疑いに飛びつく人物を探している。誰かがこの国でこうした疑いに微塵程でも価値を与えれば、私たちはこれに決して同意しない。どなたもご心配なきよう、あらゆる信条、思想、生活スタイルの決まりは常に守られるだろう。トルコを世界の目の前で貶め、孤立させるシナリオを作る者たちは徒労となりつつある。トルコは世界に開いた民主主義であり経済であり、このようであり続けるだろう。誰も疑わないよう、トルコは内の動力と知性と科学によってこの一時的な議論をもしのぎ、必ず真実を見つけるだろう。

民主市民党(DTP)との軋轢はない。南東アナトリア・プロジェクト(GAP)行動計画に関し、AKPとディヤルバクルにある政党との主導権争いの結果が口にされている。恥である。そう口にする者は、ディヤルバクルの歴史において私たちの時代の投資を見ていない。私たちを見守り続ければ、彼らが学ぶべき多くのことがある。」

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( 翻訳者:永山明子 )
( 記事ID:13963 )