5名の若者、強姦の罪で本日絞首台へ
2008年05月11日付 E'temad-e Melli 紙
【ミートラー・ハルアトバリー】5名の若者が今朝、強姦の罪でゴムにて絞首刑に処せられる予定だ。この若者たちはゴム州控訴審裁判所第8法廷の裁判官らにより、本件に関して確証が得られたとして、死刑判決が下されていた。
この5名の若者男性(全員25歳以下)は、別の5名の若者とともに、ナルゲスという名のアフガニスタン国籍の女性を強姦した罪に問われている。現在5名に対する死刑判決は確定しているが、その一方で別の5名に対する死刑判決に関しては、国の最高裁判所の裁判官らによって破棄され、さらなる審理が行われているところである。
これら計10名の若者は、アフガン人女性を略取し、強姦した上で殺害した罪に問われている。ゴム州控訴審裁判所第8法廷の裁判官ら(ヘサーリー、タガヴィー=ファルド、レザーイー、ハーシェムプール、アターイー各判事)はこれより前、10名の被告に対して疑問の多い判決を下していた。
それによると、主犯格のモルタザー被告には、ナルゲスを故意に殺害した罪でキサース刑(同害報復刑)1回、強制的姦通の罪で死刑1回、ならびに強制的同性愛行為の罪で高所から投げ落とす形での死刑1回が宣告された。
また、二人目の被告ハーディー、三人目の被告ジャヴァード、四人目の被告ホセイン、五人目の被告メフディーにはそれぞれ、強姦の罪で死刑1回、ならびに強制的同性愛行為の罪で高所から投げ落とす形での死刑1回が宣告された。
他方、六人目の被告アリー、七人目の被告レザー、八人目の被告ゴラーム・ホセイン、九人目の被告ジャヴァード、十人目の被告ホセインにはそれぞれ、強姦の罪で一回の死刑が下されていた。
〔中略〕
他方、死刑判決を受けた被告のうちの一人の親族の人物は、この判決に関し次のように語っている。「強姦といったものは全くなかった。あの娘は、自らの意志で二回にわたりこれらの若者たちと〔強姦の現場とされる場所に〕行ったのだ。われわれも若者たちの行いが正しいとは思っていない。何らかの罰が下されるべきだとは思っているが、しかし死刑が下されるようなケースではない」。
〔後略〕
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( 翻訳者:斉藤正道 )
( 記事ID:13964 )