憲法裁判所に注目集まる 大学でのスカーフ解禁憲法改正問題で
2008年06月04日付 Yeni Safak 紙

憲法裁判所は、大学でのスカーフ着用を解禁する憲法改正に対し、「取り消しまたは無効承認、そして施行停止」を求めた訴訟を5日、審議する予定だ。訴えは根本から審議され、その決定は5日中に出されるとみられている。

共和人民党(CHP)と民主左派党(DSP)は、大学でのスカーフ着用を解禁する第5735号「トルコ共和国憲法の一部条項改正に関する法律第1条および2条に対する取り消し、または無効承認、そして訴訟の結果が出るまでの施行停止」を求め、憲法裁判所で訴えを起こしていた。

高等裁判所のオスマン・ジャン査読調査官は、5月16日に根本原理に関する報告書を完成し、クルチ憲法裁判所長官に提出した。ジャン査読調査官は、この訴訟は無効と決定されるという見解を示していた。同調査官は、この訴訟を根本原理から審議した場合、実施された憲法改正が憲法第2条に反していると評価付けする必要があるとも報告書の中で述べていた。オスマン・ジャン査読調査官は、憲法改正が無効承認されるには、裁判所への訴えを根本から調査する必要があることを明らかにしていた。
正規の裁判官のうち誰かひとりが欠席、または定年退官した場合、4人の予備裁判官のうち最もキャリアの長い裁判官が委員となる。

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( 翻訳者:栗林尚美 )
( 記事ID:13992 )