ドーハ合意に対して各国が歓迎を表明
2008年05月22日付 Al-Nahar 紙

■ アメリカ政府、ドーハ合意は解決に向けた「前向きな一歩」との見解
■ フランス政府は「大きな成果」との見解。シリア、サウジ、イランも合意を歓迎。

2008年05月22日付アル=ナハール紙(レバノン)HP1面

【ワシントン:ヒシャーム・ムルヒム】
【各国首都:諸通信社】

 アメリカ政府はドーハにおけるレバノン各派の合意を歓迎し、「(合意は)大統領選出と新政府の樹立、アラブ連盟提案に基づいた選挙法の改正を通しての現在の危機の解決に向けた前向きな一歩である」との見解を示した。

 ドーハ合意に対しては続々と反応が寄せられ、ニコラ・サルコジ仏大統領は「レバノンにとって大きな成功である」と評した。潘基文国連事務総長は「(ドーハ合意が)ターイフ合意やそれと関連する国連安保理決議の完全な履行に向けたさらなる一歩となるよう希望する」と述べた。また、シリアのバッシャール・アル=アサド大統領はカタールのハマド・ビン・ハリーファ・アール・サーニー首長に電話で連絡し、祝福のメッセージを送った。シリアのワリード・アル=ムアッリム外相は、レバノン国会が日曜日に大統領を選出するよう希望を表明し、シリアはドーハ合意を支持すると強調した。エジプトのアフマド・アブルゲイト外相は「合意は複雑なレバノン危機に終焉をもたらすだろう」と言明した。また、サウジアラビアのアブドゥルアズィーズ・ハウジャ在レバノン大使は「この合意がレバノン国内の平和をもたらし、すぐに実施されることを望んでいる」と述べた。またイラン政府も合意を歓迎し、「(イランは)ドーハ会議の成功のためにあらゆる努力を行った」と強調した。

(後略)

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( 翻訳者:根田文佳 )
( 記事ID:14003 )