■ 出生率低下にもかかわらず…一日に4000人の赤ちゃんが誕生
2008年06月06日付アル・アハラーム紙(エジプト)HP1面
【カイロ:ナハール・シャクリー】
あなたはエジプトで一日に新たに4000人の赤ちゃんが生まれているということを信じるだろうか。
これは最近の統計によって裏付けられた事実であり、この統計で家族計画の分野で払われてきた努力が重要な成果を生んでいることが明らかになった。中でも女性一人当たりの出産数は1981年の5.3人から3.3人に減少している。
出生率の減少によってエジプトでは人口増加がおよそ1200万人で食い止められている。以前の出生率が維持されていれば、人口は8600万人に到達するだろうと予想されていた。
人口問題国民会議の報告者を務めるムハンマド・ハリーファ・ファルガリー少将は、「来週の月曜日にホスニー・ムバーラク大統領が開催する国民会議に合わせて新人口計画がスタートするが、そのためにおよそ5億エジプトポンドが割り当てられる」と語った。
また少将は、「世界の一部の国では中絶や国民3割の不妊化を認めるといったネガティブ・インセンティブ政策がとられているが、これはイスラームの教えに反するため、エジプトには適用されなかったし、今後も適用されることはない」と付け加えた。
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( 翻訳者:勝畑冬実 )
( 記事ID:14033 )