バグダード市、水道網の改善
2008年06月11日付 al-Sabah al-Jadid 紙
■ バグダード水道局長:濾過水の最大生産量を大幅増加
2008年06月11日付サバーフ・ジャディード紙(イラク)HP1面
【バグダード:イラクの声通信】
バグダード水道局長によれば、この夏の初め、首都における濾過水生産量の上限は一日に260万立方メートルに達し、これまでの175万立方メートルから大幅に増大する見込みである。また、世界的基準に即した汚染解消も保証されている。
一昨日の声明でバグダード水道局長サービル・アル=イーサーウィーは、次のように述べた。
過去三年間でバグダード水道局は、100以上の居住区画の濾過水のネットワークを刷新し、また、濾過水網を66箇所で近代的排水施設に繋ぐという成果をあげた。今年中に24区画で原水用のネットワークとパイプの延長が行われる。また、濾過水網と近代的排水施設を繋ぐ事業のうちの80%、老朽化した首都の濾過水網を刷新する事業の60%の実現が見込まれている。
バグダード事務局の水質改善計画により生産される水は、世界的基準に合致しており、人間生活での運用に適したものである。また、水質の検査、監視は毎日行われている。
遠隔地、飛び地においては、安全確認のため水のサンプル採集と詳細な検査の実施を提唱する。必要に応じて汚染解消を保証する成分を含ませるべきである。
水道局としては、首都住民に濾過水の恒常的供給を保証すべく、プロジェクト並びに主要な濾過施設で消費する電力確保のため、電力省と一層の協調努力をする所存。
各地区に点在する貯水槽へ濾過水を輸送するパイプの容量を上げるために首都の関係機関と協力した。非合法に容量を超える水が輸送され断水が起きるのを防ぐためである。そのような事件は主にバグダード郊外で発生している。濾過水を農業用や、魚用の水槽に使用するためである。それらは、公共の福祉、技師らの努力を利用して、個人の利益を得ようとする行為である。
首都の水道セクション改善のためには、バグダード水道事業を専門とする識者の協力と専門技師の任命が必須である。
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( 翻訳者:十倉桐子 )
( 記事ID:14052 )