共和人民党、「公正発展党が解党になれば早期選挙は避けられない」
2008年06月13日付 Milliyet 紙
共和人民党(CHP)のバイカル党首は、中央執行部会で、「公正発展党(AKP)が解党になれば、早期選挙は避けられない。選挙がいつ行われてもいいように準備しておきなさい」と話していたことが明らかになった。共和人民党員のオズユレキ氏も、「選挙があるとすれば秋にある。我々はこの可能性を前提に動く」と話した。
大学でのスカーフ着用を自由にする憲法改正が、憲法裁判所により無効と判決されたこと、及び、公正発展党の解党を求めて開かれた訴訟が終わるまで、トルコ大国民議会(TBMM)が継続されると決定されたのを受けて始まった政治的動きの後、共和人民党は早期ダブル選挙のために動く決定をした。
デニズ・バイカル党首は、一昨日行われた中央執行部会で、公正発展党解党の可能性があることを示唆した。入手した情報によると、バイカル党首は以下のように話した。
「もし解党という判決が下されれば、国会で早期選挙の決定がなされることは避けられない。この状況だと、早期総選挙が2009年の地方選挙と一緒に行われる可能性も高い。選挙がいつ行われてもいいように準備しておきなさい。我々はこの可能性を考えて、夏中組織を稼働し、選挙準備を整えねばならない。中央部として、これに基づいてすべての計画を立てる。」
共和人民党監査責任者のムスタファ・オズユレキ氏も中央執行部会を出るときに、「早期総選挙の可能性について訓示は出されたか?」という質問に以下のように返答した。
「早期総選挙が日程に上る可能性は高い。この決定が下されれば、地方選挙と一緒に行われる。共和人民党は、この可能性も考慮して活動を始めるであろうし、実際現在進行中である。早期総選挙になるとしたら、秋ぐらいであろう。特別なプログラムはない。党首の週末業務は続き、日程通り6月18日にはアンタリヤにいる予定。」
一方、総選挙が地方選挙と一緒に行われるとなると、自治体首長候補の決定にも拍車がかかる。バイカル党首は4月の党大会後、地方選挙における候補者決定基準や手続きを以下のように説明した。
「候補者選出のために調査する。考えを調べ、市民の意見を聞き、必要であれば、初めから要望を調査する。選挙で勝てる候補者を探す。以前のように、選挙手続きの最後の20日で候補者を決めたりはしない。何ヶ月も前から選定し、公表する予定の候補者に、活動のために十分な時間を与える。」
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( 翻訳者:田辺朋子 )
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