ベフヌード・ショジャーイーとモハンマド・フェダーイーに対する刑執行、一ヶ月間延長に:司法権長の指示で
2008年06月11日付 E'temad-e Melli 紙
昨日司法権長の指示により、10代の頃に殺人を犯した若者2人に対するキサース刑[同罪報復刑]の執行が一ヶ月間延長された。彼ら2人は本日朝、エヴィーン刑務所で絞首刑に処せられる予定であった。
モハンマド・フェダーイーは、故意による殺人の罪で17歳から刑務所に収監されている。彼は以前、弁護士らによる詐欺に遭ったために、法廷で自らを弁護する機会を失っていた。彼は本日朝、その他10名の死刑囚とともに、エヴィーン刑務所で絞首刑に処せられる予定だったが、昨日正午、アーヤトッラー・シャーフルーディー司法権長の指示によって、この判決は停止されていた。
モハンマド・フェダーイーは83年〔2004/5年〕、集団決闘の過程で21歳のサイードという青年をナイフで刺殺した罪に問われており、これまで二度、処刑者リストに入れられたことがある。これについて彼はこう述べている。「私は本当に、この殺人については無実です。もし法廷で弁護の機会があったならば、このことを証明できたはずです。〔きちんとした〕弁護士をつけるのは、私の当然かつ合法的な権利です」。
他方、本日朝に執行予定だったベフヌード・ショジャーイーに対するキサース刑も、司法権長の指示によって一ヶ月間の延長がなされた。
ベフヌードは84年モルダード月27日〔2005年8月18日〕に起こった別の事件において、19歳のアフサーンという若者と喧嘩をし、ジュースの瓶で殴打、負傷させて死へと至らしめた。
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( 翻訳者:水谷陣也 )
( 記事ID:14070 )