今年の高校課程修了認定試験で微分積分が難しすぎたとの苦情が殺到
2008年06月11日付 Al-Ahram 紙
■ 微分積分の問題が難しかったと全県から苦情
2008年06月11日付アル・アハラーム紙(エジプト)HP1面
昨日行われたサーナウィーヤ・アーンマ(訳注:高校課程修了認定試験)の二次試験2日目で、微分積分の設問が難しかったという苦情が全県の窓口に寄せられた。
数千人の学生がとても答えられない設問だったと口を揃えて言う一方で、多くの教師たちも設問が難しく長大な上に多くの点が曖昧で、専門の教師でも制限時間内に解答することはできないと断言した。本紙の電話取材に回答した教師の多くは、試験前の最後の見直しの際にすべての過去問を生徒たちにやらせたが、これだけ難しい問題には出くわさなかったと明かした。
これに対し、サーナウィーヤ・アーンマ総監督のリダー・アブー・サリーウ氏は、「学生の苦情を元に措置を講じることはできない。試験の難易度を確認するためには全学生から5%を無作為に抽出して採点し、そのサンプルの結果が出た後に全ての措置が決められる」と語っている。同氏によれば、採点の結果、問題が難しいことが証明されれば、学生の利益になるよういくつかの措置が講じられ、配点をやり直すか、問題の一部を削除する。しかしもしサンプルの採点結果が良好で、その方が大多数の学生にとって有利になるなら、採点は現行方式で行なわれるという。
昨日いっぱい、アル・アハラーム社とその各県事務所には、学生やその代理人からの苦情を訴える数百件の電話が殺到した。
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( 翻訳者:梶田知子 )
( 記事ID:14091 )