歴史的遺跡を守るため24時間監視体制へ:ビュユクチェクメジェの歴史的橋にいたずら
2008年06月23日付 Zaman 紙
修復後、ビュユクチェクメジェのシンボルとなり、そしてキュルテュル公園にある3つの歴史的遺構のもっとも重要なものであるカーヌニー・スルタン・スレイマン橋が盗賊団によって破壊されたことに対し、ビュユクチェクメジェ区長のハサン・アクギュン博士は激しい反発を示した。橋の上にあった石碑を無礼者たちがもとあった場所から剥ぎ取り盗んだために露となったそのあり様は、目にした人々に反感をいだかせている。
ビュユクチェクメジェ区のハサン・アクギュン区長は、特に橋の端の部分にいたずら書きをし、ここにあった真鍮製の碑を盗み、550年間の歴史を冒とくした者たちに対して平静を保つことは不可能だと述べ、ビュユクチェクメジェのシンボルとなったこの建造物に害を及ぼす権利は誰にもない、と発言した。また同氏は、「国際的な文化・芸術祭のためにビュユクチェクメジェにやってきた人々が絶賛した550年もの歴史をもつ橋梁になされたことは、大変な無礼であると位置づけます。歴史的橋梁を修復し、世界の遺産として提供して以来、こういった事件に毎年、直面しています。あるときには橋の最後の部分にいたずら書きをされ、また別のときには石碑が壊されました。過去にはこのようなことをした者たちを特定し、警察に名前を届けてこういった事件をなくしてきました。しかし残念ながら最近、この種の事件がまた始まりました」と不満を語った。
アクギュン区長は、歴史的遺構に対し行われたことに対し、区役所として忍耐の限界にあると強調し、この橋のための特別警備チームを編制し、この警備チームが交代制で24時間、警備すること、そして歴史的橋梁にこのような危害を加えた者をただちに捕らえ、警察に引き渡すことを明らかにした。
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( 翻訳者:小川玲奈 )
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