スーダン、ダルフール治安維持部隊へのエジプトの参加強化を求める
2008年06月16日付 Al-Ahram 紙

■ アル=バシール大統領からムバーラク大統領へメッセージ
■ ダルフール平和維持部隊およびスーダン農業開発へのエジプトの参加に関する内容

2008年06月16日付アル・アハラーム紙(エジプト)HP1面

ホスニー・ムバーラク大統領はスーダンのオマル・アル=バシール大統領からメッセージを口頭で受け取った。その内容は、ダルフール平和維持部隊へのエジプトの参加、エジプトおよびアラブ諸国によるスーダン農業への投資、また北部と南部の両政府間でアビエイ合意が成立した後の状況や、スーダン・チャド間の関係に関するものであった。

スーダンのアブドゥッラヒーム・ムハンマド・フサイン国防大臣が昨日のムバーラク大統領との会談後に明らかにしたところによると、スーダンはダルフール合同部隊へのエジプト軍の参加を「極めて重要だ」と評価しており、ダルフールにおけるエジプト軍駐留の強化を望んでいるとムバーラク大統領に伝えたという。

また国防大臣は、会談内容が食糧の安定確保のための諸計画やこの問題に果たすスーダンの役割の重要性、またアラブ諸国、とりわけエジプトによるスーダンの農業分野への投資強化に及んだことを指摘した。同時にムバーラク大統領に対し、北部と南部間の和平合意や、特にアビエイ問題をめぐってその和平合意が直面しているいくつかの困難について説明したことを明らかにし、「スーダン人民解放運動と与党・国民会議との間で最近成立した合意と、アビエイ地域の情勢安定化のために現在行われている諸措置についてムバーラク大統領に説明した」と語った。

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( 翻訳者:根田文佳 )
( 記事ID:14143 )