ザンジャーン大学の学生、大学への抗議集会を開催
2008年06月16日付 E'temad-e Melli 紙

【ISNA】ザンジャーン大学の学生らは月曜日から、“ある大学当局者による不道徳な行為と学生の尊厳・立場への侵害”とされるものに抗議する集会を、大学構内で行っている。抗議集会に参加している学生らは、不法行為を行った当局者の解任、一部大学当局者の辞任、さらには大学執行部による今回の事件に対する明確な説明を要求した。

(中略)

 他方、ザンジャーン大学組合評議会の委員の1人は、座り込み運動に参加している同評議会のこの事件に対する立場を表明し、その中で最近発生した大学当局者1名による学生への暴行未遂事件を残念に思うとした上で、この女子学生の身元を公表しないこと、不法行為を働いた人物の無条件の解任、同大学執行部の辞職、及び2日間にわたる大学試験の中止を要求した。

 さらに座り込みに参加した学生らを処分しないこと、その上で大学懲戒委員会が提出した調査報告書を再度検討すること、〔学生組織などの〕合法的な団体や学生が発行する出版物に対する処分は行わないことなども、抗議に参加した学生らの要求の中に含まれている。

 この人物はまた、一部学生が同大学のアリーレザー・ナダーフ学長と物理的な衝突を起こしたことについて、次のように指摘した。「組合評議会は学長との物理的衝突を誤った行為であると考えており、平穏な雰囲気の中で学生の要求が追求されることを望んでいる」。

 なお、大学の昨日の試験は学生らによる集会と抗議により中止された。

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( 翻訳者:弘原海みどり )
( 記事ID:14147 )