イスラエルがガザへの経済封鎖を緩和、拉致兵士の家族は停戦合意を実施しないよう要求
2008年06月23日付 Al-Ahram 紙

■ 停戦から4日目、イスラエルがガザへの経済封鎖の緩和を開始
■ シャレット兵士の家族は合意を実施しないよう要求
■ イスラエル軍がパレスチナ人収監者を虐待しているとの非難

2008年06月23日付アル・アハラーム(エジプト)HPアラブ世界面
 
【ガザ:アシュラフ・アブルハウル、エルサレム:諸通信社】

 先週木曜日に発効したハマースとイスラエルの停戦は、今日で実施4日目に入った。イスラエルは昨日、エジプトの仲介によるイスラエルとハマースとの停戦に基づき、ガザ地区への経済封鎖の緩和を段階的に開始したと発表した。

 ガザ担当イスラエル軍コーディネーターのピーター・レーナー報道官は、「ハマース支配下にあるガザ地区に向け、食物や商品を積載したトラック90台の通行をイスラエル軍は許可した」と述べた。

 イスラエルはガザの活動家がカラム・アブーサーリム検問所を攻撃し、大きな被害をもたらした4月中旬まで、カラム・アブーサーリム通行所とソーファ通行所を経由して、毎日トラック60台の通行を認めていた。レーナー報道官は、「その攻撃以降、カラム・アブーサーリム検問所は閉鎖され、150万人が暮らすガザ地区にはソーファ通行所を経由して支援物資を積んだトラックが一日におよそ60台、通されていた」と述べた。

 ガザ地区に入っているトラックの台数について、パレスチナの高官筋から確認を取ることは出来なかった。しかし双方の関係者とも、同地区における経済的、人道的状況にすぐに効果が出ることはないと判断している。イスラエルの政府高官は先週、第1ステップとしてイスラエル軍は物資の供給を停戦前のレベルの約30%増しにするつもりだと述べた。

一方、〔ハマースの〕捕虜となっているイスラエル兵、ギラール・シャレットの両親は昨日の午後、最高裁判所に請願書を提出し、息子の解放あるいは解放の保証が得られるまで、停戦合意を実施しないよう求めた。シャレット兵士の一家は、ラファハ通行所およびイスラエル国境に開かれた4つの通行所を開放しないこと、ガザ地区への経済封鎖を解除しないことを求めている。また請願書には、通行所の開放は先週の縮小閣議での決定に反するとも書かれていた。シャレット家の弁護士たちはエフード・オルメルト首相に対し、停戦問題を再び閣議で審議するよう求めた。

(後略)

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( 翻訳者:小林洋子 )
( 記事ID:14148 )