■ハマースとイスラエル間の停戦合意が間近に
■合意は二段階から成り、今週末に実施へ
2008年06月18日付アル・アハラーム紙(エジプト)HP1面
【ガザ:アシュラフ・アブルホウル、報道各社】
イスラエルとの停戦交渉にあたるハマースの代表団が、ダマスカスから数時間のうちにカイロに到着する。カイロではエジプトが先週受け取ったイスラエルの提案へのハマースの最終的な立場の表明があると予測されている。
ハマースのサーミー・アブーズフリー報道官が確認したところでは、エジプトの仲介によるイスラエルとの停戦合意に向けた協議は前向きな形で進み、まもなく終了するとのことである。同報道官がAP通信社に語ったところでは、二段階からなるイスラエルとガザとの停戦合意にほぼ到達し、今週末にも実施される予定。
同じ頃、他のハマース高官は匿名で、3日間連続で沈静化を保つとの合意の第一段階は明日木曜日に始まり、その後イスラエルはガザ国境の検問所を開いて原料物資の搬入を許可すると条件付けられていることを確認した。
しかしながらこの高官は、合意はまだ完成されておらず、第二段階についてはイスラエル軍兵士ギラード・シャリットの解放問題を中心に話し合われるだろうと指摘した。
イスラエル側からの最初の反応としてマーク・レゲブ政府報道官は、「言葉ではなく行動で示すべき」と述べた。
その一方でイスラエルのジャビ・アシュケナージ参謀幕僚長は、「イスラエル軍は軍事行動に出る前にガザでの停戦に必要なチャンスを与えよう」と述べ、締結された場合でも停戦は脆く、一時的なものとなるとの認識を示した。
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( 翻訳者:鈴木啓之 )
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