サルコジ大統領、イスラエル議会で「入植活動停止なしの和平合意は不可能」と演説
2008年06月24日付 Al-Ahram 紙

■ 今日のムバーラク大統領とオルメルト首相の会談を前にサルコジ大統領、「入植活動停止なしの和平合意は不可能」と発言
■ パレスチナとイスラエルの両交渉団、ライス長官出席のもとベルリンで会合

2008年06月24日付アル・アラハーム紙(エジプト)HP1面

【ベルリン:マーズィン・ハッサーン、ガザ:アシュラフ・アブルハウル、エルサレム:諸通信社】

 ガザ地区の情勢沈静化、及びハマース・イスラエル間の捕虜交換取引におけるエジプトの仲裁努力というテーマについてホスニー・ムバーラク大統領と会談すべく、イスラエルのエフード・オルメルト首相がエジプトに到着する数時間前、パレスチナのマフムード・アッバース大統領はムバーラク大統領に対し、イスラエルの侵略行為を止め、封鎖を解除し、ガザ地区住民に普通の生活を取り戻した停戦合意達成における彼の努力の成功を祝う挨拶を述べた。

 他方、フランスのニコラ・サルコジ大統領は、パレスチナ・イスラエル訪問の2日目にイスラエルのクネセット(議会)で行った演説で、パレスチナ自治区への入植活動の停止を呼びかけ、入植活動停止なしの和平合意は不可能だと強調した。

 サルコジ大統領は、「西岸地区への入植者が補償金と新しい住居を受け取る代わりに立ち退くことを支援する法律を承認するよう求める、多くのクネセット議員からも支持を得ている提案がある」と説明した。

 またこれに関連して今日、パレスチナ側交渉団長のアフマド・クレイウとイスラエルのツィピ・リヴニ外務大臣兼交渉団長が、コンドリーザ・ライス米国務長官出席のもと、会合する。この会合では今年末までのイスラエル・パレスチナ間和平合意到達に向けて現在続けられている、困難な交渉内容が話し合われる。

(後略)

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( 翻訳者:齋藤睦美 )
( 記事ID:14168 )