トルコは1日の朝、衝撃的な展開で目を覚ました。シェネル・エルイグル、フルシト・トロン、スィナン・アイギュン、およびムスタファ・バルバイを含む20名が、エルゲネコン・テロ組織に関する捜査の一環で拘束された。トゥルハン・チョメズとレヴェント・エルソズは指名手配されている。
ウムラニエにあるゲジェコンドゥ(不法住宅)で手榴弾27個とトリニトロトルエン火薬型が押収され、2007年6月12日に始まったエルゲネンコン・テロ組織捜査が昨日(1日)、新たな局面を迎えた。イスタンブル共和国検察本部が実施している捜査の一環でイスタンブル、アンカラ、アンタリヤ、トラブゾンでショッキングな拘束が行われた。
元軍警察総司令官シェネル・エルイグル、退役した第1軍司令官フルシト・トロン、ジュムフリイェト紙アンカラ支局ムスタファ・バルバイ、テルジュマン紙総編集局長ウフク・ビュユクチェレビ、アンカラ商工会議所長シナン・アイギュンおよび作家のエロル・ミュテルジムレルを含む20名が早朝、拘束された。検察本部の要請とイスタンブル第10重罪裁判所の承認により実現した作戦行動は、3つの異なる県で同時に開始された。「栗色の牛と月光」という名のクーデター計画に関わった疑いのあるエルイグルとトロンの軍警察宿舎での拘束作業には大佐クラスの軍人が同行した。また参謀本部には前日に情報が提供されていたことが分った。テロ組織のリーダーであるアブドゥッラー・オジャランをイムラル島で尋問したチームリーダーであった退役軍警察上級大佐のアティッラ・ウールもイスタンブルで拘束された。アンカラとディヤルバクルで軍警察諜報機関グループ司令官であったウールは、コジャエリ県軍警察司令官の職も務めていた。元バルケスィル選出国会議員であるトゥルハン・チョメズと元軍警察諜報機関長の退役准将レヴェント・エルソズは指名手配されている。チョメズとエルソズの自宅に行った警察当局者は、問題の人物を見つけることが出来なかった。チョメズは「外国語を学ぶため」という理由で前日に国外に出たことが明らかにされている。拘束された人物の家や職場で捜索を行った警察は、パソコン、ハードディスク、CD、フラッシュメモリおよび個人の書類ファイルを押収した。
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( 翻訳者:栗林尚美 )
( 記事ID:14209 )