へジャーブの乱れた女性運転手の車両60台が差し押さえに
2008年07月01日付 Jam-e Jam 紙
【事件部】社会的安全計画、ならびに服装の乱れとの対決が継続される中、昨日服装の乱れた女性運転手の車両60台が差し押さえられ、駐車場へ移動された。
首都テヘラン治安維持軍長官のラーダーン指令官はこのように述べた上で、本紙ジャーメ・ジャムに以下のように語った。「女性の安全向上や服装の乱れとの関連で行われている社会的安全計画は、今後も広範囲に継続される。これによって女性への迷惑行為は急激に減少している」。
首都警察長官はさらに、以下のように述べた。「この計画は女性の安心感を向上させることを目的として施行されている。このことに関し専門家らの調査によると、迷惑行為は服装の乱れた女性に対して行われることが最も多く、さらには社会の慣例であるヘジャーブをないがしろにする行為は、きちんとした服装の女性に対する迷惑行為を誘発する原因ともなっている」。
また長官は、次のように語った。「問題の原因・形態に着目し、事前の警告に基づいて、ヘジャーブの乱れた女性の運転する車両を摘発、司法からの令状を得た上で〔違法車両を保管する〕駐車場へ移動した。移動された車両は二ヶ月間、警察によって差し押さえられる予定である」。
ラーダーン長官は続けて、ヘジャーブの乱れた一部店員に対する取り締まりに関しても、以下のように述べた。「〔ヘジャーブの乱れた店員を雇うなど〕こういった連中に関わった店舗については、すでに何軒かが警察により封印され、営業停止処分を受けている。実際われわれはすでに、諸々のセンターや同業者組合協会との会議の中でこの問題について議論を行い、その中で店内に勤務する店員も法律の遵守に努めねばならず、それが守られなかった場合には、警察は社会の道徳的安全を保護するという本来の義務に基づき、店員らの取り締まりならびに店舗の封印を行うことを、彼らに通知してきた」。
首都テヘラン警察長長官はその上で、「社会的安全計画の今回の施行にともない、われわれは警察に対する市民の協力を目にしてきた。このことはそれなりに感謝・評価できるものであり、今後もこの計画は強力に推し進められていくことになるだろう」と付け加えた。
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( 翻訳者:綿引香緒里 )
( 記事ID:14217 )