アバント・プラットフォーム、今年のテーマはクルド問題
2008年07月04日付 Zaman 紙

トルコの思想界に方向性を示し、現在起こっている様々な問題に対する解決策を提案するアバント会議(アバント・プラットフォーム)が「クルド問題‐平和と未来を共に探る」というテーマで開会した。会期中に行われる会議や討論会の様子はwww.mehtap.tvから生中継で視聴できる。

7月4日(金)-6日(日)の期間中に開催される17の会議では、クルド問題が多方面から議論される。このうち「クルド問題:歴史背景、共有財産と未来展望」と「世界の実例:比較とモデル、過去の思案、模索と解決策」をテーマにした会議の準備委員会には、新聞記者のアリ・ブラチ氏、ミュムタゼル・チュルクオネ博士、ウミット・カルダシュ博士、アトラン・タン氏、それにアバント会議事務局長のサリフ・ヤイラジュ氏が名を連ねている。

今回のアバント会議は、トルコが長年抱えてきたクルド問題を様々な視点から検討し解決策を探ることを目的としており、約150名の有識者が参加する。参加者の中には次のような面々がそろい、会議で見解を示す。
ハシム・ハシミ、アブデュルメリク・フラト、イフサン・ダーウ、ジェヴァト・オネス、ケマル・サヤル、ムフィト・ユクセル、ムスタファ・カラアリオール、ナジ・ボスタンジュ、メフメト・アルタン、エセル・カラカシュ、ウミット・フラット、シャーヒン・アルパイ、レヴェント・キョケル、ベジャン・マトゥル 、ベキル・ベラット・オジペキ、ゼンギズ・チャンダル、セズギン・タンルクル。

アバント会議は、議長のメテ・トゥンジャイ博士によるオープニング・スピーチで開会。会期中には4つのメインセッションと、1つ非公開のものを含む5つのセッションが行われる。セッションのとりまとめを行うナジ・ボスタンジュ博士は、最初のセッションで「歴史背景、共有財産と未来展望」を議論し、続いて「世界の実例:比較とモデル、過去の思案、模索と解決策」について話し合う。

エセル・カラカシュ博士、メフメト・アルタン博士、ムスタファ・カラアリオール氏が議長を務め、2日間の日程で行われる会議では、アリ・ブラチ氏、サドゥク・ヤルスズチャンラル氏、ネジュデト・スバシュ氏、レヴェント・キョケル博士、シャーヒン・アルパイ博士、ケマル・サヤル博士、ミュムタゼル・チュルクオネ博士、ウミット・フラト氏、ムスタファ・アクヨル氏、アルタン・タン氏が提言を行う。本会議は、7月6日(日)10時-11時のクロージングおよび総括のセッションをもって閉会する。

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( 翻訳者:倉本さをり )
( 記事ID:14219 )