「あごひげをはやす人を採用しない」という人は差別主義者だ -エルドアン首相が批判
2008年07月05日付 Milliyet 紙

エルドアン首相は、「あごひげや口ひげをはやす人を絶対に職場に採用しない」と述べたコチ・ホールディングのラフミー・コチ名誉会長に反発を示し、「『職場にあごひげや口ひげをはやす人を絶対に採用しない』と言う人たちに賛成したことはありません。これらは差別主義以外の何ものでもありません。今日、世界のどこにこのような原始的な認識があるのでしょうか」と述べた。

エルドアン首相は、公正発展党(AKP)拡大県連代表会議で行った演説で、先日、行ったあるインタビューで問題の表現を使ったコチを、名前を挙げずに次のように批判した。

「『7月22日夕方に総理が行った演説はそこだけのものだった。残念ながらその後、この演説に従うことはなかった』というような議論が最近、作られています。みなさんが注意していらっしゃればお分かりのことだと思います。これは残念なことに意図的な議論なのです。なぜでしょうか?
なぜなら我々はその晩に行った演説を始まりと考えてしたわけではないのです。我々はその日までに我々が行ってきた行動をその晩、言葉にして繰り返すことをしたのです。その後も、また同じ形でこの過程を進み続けています。なぜなら我々はいかなるときもこの国で差別主義者の側に立ったことはないからです。
『私は仕事にあごひげ、または口ひげをはやす人を絶対に採用しない』と言う者に賛成はできません。これらはまさに差別主義なのです。今日、世界のどこにこのような原始的な認識があるのでしょうか」

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( 翻訳者:釘田遼香 )
( 記事ID:14223 )