憲法裁判所のメンバー、最高裁判所検事長の口頭陳述、AKPの口頭弁論に一切質問せず
2008年07月07日付 Radikal 紙

憲法裁判所は民主市民党(DTP)と公正発展党(AKP)の解党訴訟で判断を下す期日が迫っている。民主市民党の解党訴訟では、アブドゥッラフマーン・ヤルチュンカヤ最高裁判所検事長は同党の解党に対する請求を繰り返した。

公正発展党の解党訴訟で、約一時間半口頭陳述を行った検事長と約七時間口頭弁論を行ったジェミル・チチェキ国務大臣兼副首相に憲法裁判所の委員は質問しなかったとわかった。それは、憲法裁判所の委員が自分たちの意向(訴訟結果)を明らかにしたくないためと判明した。

憲法裁判所の委員会は口頭陳述や口頭弁論を聞く前に質問をしないように決めたという。同委員が双方に対しておこなう質問によって訴訟結果が予想される可能性とともに、質問が憶測をうむ可能性も考慮に入れられた。これらが原因で、同委員会はヤルチュンカヤ検事長にもチチェキ氏にも疑問しなかったと判明した。

憲法裁判所の委員は、かつて憲法裁判所に向け起訴された解党訴訟では質問が行われたことに触れ、次のように評価したことがわかった。「現在起訴されている解党訴訟で、質問しないように決めましたが、この決定に対してとても満足しています。」

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( 翻訳者:ゼキエ・トスン・バイクル )
( 記事ID:14242 )